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2023年06月06日

ユニットリーダー研修とは?研修内容や目的、仕事での活かし方を解説!

公開日:2022/9/5 最終更新日:2023/6/6

小規模で行き届いた介護が可能となる「ユニットケア」に、近年注目が集まっています。そして、これまでよりも高いレベルでの介護が求められるユニットケアでは、「ユニットリーダー」の役割が重要となります。

今回は、ユニットリーダー研修の内容や学べることなど、研修の概要について詳しく解説します。

ユニットリーダー研修とは、どんな研修?

ユニットケアとは、10人程度で一つのユニットを作り、ユニットごとにスタッフを配置することで、行き届いた介護を行う方法です。少人数のユニットごとに専任のスタッフを配置するため、それぞれの利用者さんの事情に応じた、個別のケアが可能となります

ユニットリーダーとは、ユニットケアを行う施設のリーダー的ポジションです。実際に介護を行うこともありますが、職員のシフト作成や個別のケア方法の作成、利用者さんの家族の応対など、管理職的な業務を行うこともあります。

ユニットリーダー研修では、ユニットケアの中でも特にリーダーとして必要なスキルを学ぶことができます。

なお、ユニット型特養などユニットケア施設では、ユニットリーダー研修を修了した職員の配置が義務付けられています。

ユニットリーダー研修で得られる知識・できるようになること

ユニットリーダー研修では、リーダーとしてのマネジメント能力の向上を図る内容の研修が行われます。具体的には、ケアのマネジメントとユニットのマネジメントが研修の中心です

ケアのマネジメントでは、介護専門職として必要なケアの質を高めるためのマネジメントスキルを習得します。ユニットのマネジメントでは、ユニットリーダーとして求められるユニット運営に関するマネジメントスキルを習得します。

ユニットリーダー研修では、介護専門職のプレイヤーとしてのスキルと、職員をまとめるマネージャーとしてのスキルの両方を学ぶことができます。

ユニットリーダー研修が役立つ職場・就職先

ユニットリーダーの資格を取得すれば、ユニットケアを導入している介護施設で活躍することができます。

ユニットケアの導入が進んでいるのは特別養護老人ホームです。新規の施設では導入が進んでいますが、既存の施設では改修にかかる費用等の問題から、ユニットケアが導入済みの特別養護老人ホームは全体の3割程度です。

しかし近年では、特別養護老人ホーム以外にも、介護老人保健施設や有料老人ホームにおいてもユニットケアが導入され始めています。今後はユニットケアの需要がさらに増加することが見込まれており、ユニットケアを導入する施設も増加するでしょう。

 

ユニットリーダー研修の受講資格

ユニットリーダー研修の対象者は、①ユニットケア施設に勤務しているか勤務する予定があり、②各ユニットで指導的役割を担当しており、③都道府県知事から研修を受けることが適切であると認められ、日本ユニットケア推進センターの会長へ受講を推薦され、④同センターが受講することが適切であると選考した者です。

また、受講者の選定にあたっては、ユニットが2つ以下の施設ではユニットリーダー1人以上、それ以上のユニットを有する施設ではユニットリーダー2人以上配置ができるように考慮するものとされています。

ユニットリーダー研修の概要

ユニットリーダー研修では、「講義」「演習」「実地研修」を行います。

■研修日程および会場
講義および演習は3日間行われます。
1日目はeラーニング(オンラインで配信される動画を視聴する形式)、2~3日目はオンライン会議システムを利用したオンライン研修または会場での集合研修が行われます。

実地研修は3つのパートに分かれており、自施設での2~4週間の研修、指定された施設における3日間の研修、プレゼンテーション研修1日間を行います。

■申込方法
必要書類を備えた上で、日本ユニットケア推進センター(http://www.unit-care.or.jp/)のホームページからオンラインで申し込みます。

■受講料
講義・演習研修 50,000円
実地研修の費用 50,000円
研修テキスト費 3,000円
合計103,000円(税込)

ユニットリーダー研修の2023年度研修スケジュール

ユニットリーダー研修は年2回の募集があります。

■第1期
・申込期間:4月3日(月)~4月28日(金)
・受講選定結果通知:5月17日頃

《研修スケジュール》
・eラーニング(1日目):5月31日(水)から配信開始
・研修(2~3日目)(申込時に選択):
第1回 6月15日(木)・16日(金):オンライン研修
第2回 6月29日(木)・30日(金):オンライン研修
第3回 7月13日(木)・14日(金):オンライン研修
第4回 7月27日(木)・28日(金):オンライン研修
第5回 8月9日(水)・10日(木):オンライン研修
第6回 8月31日(木)・9月1日(金):オンライン研修
第7回 9月14日(木)・15日(金):オンライン研修
第8回 9月28日(木)・29日(金):集合研修

新型コロナウイルス感染拡大のため、2020年度以降、実地研修が中止されています。

2022年7月以降、実地研修は順次再開されましたが、2019年度未受講者、2020年度未受験者、2021年度未受験者の順に研修が行われることになります。2022年度申込者は、状況に応じて日本ユニットケア推進センターから実地研修の案内がなされます。

■第2期
第2期の詳細な日程についてはまだ公開されていませんが、募集が2023年7月頃から、eラーニング研修と集合研修は2023年10月から2024年2月まで実施される予定です。

ユニットリーダー研修の内容

■eラーニング(1日目)
研修のオリエンテーション、ユニットケアを取り巻く社会的背景と展望、高齢者とその生活の理解、ユニットケアの理念と特徴について研修をします。時間は合計210分です。

eラーニング開始前には、ワークブックに掲載されている事前課題に取り組む必要があります。また、eラーニングは次のオンライン研修が開始される3日前までに、受講を完了する必要があります。

■研修(2~3日目)
ユニットリーダーの役割、ユニットケアにおける個別ケアと自立支援、ケアのマネジメント、ユニットのマネジメント、統合と実践について研修をします。時間は両日とも10時から17時までで、適宜休憩があります。

受講が終了したら事後課題を行い、終了後2週間以内に取り組んだ課題をすべて日本ユニットケア推進センターに提出する必要があります。

■実地研修
実地研修は、2~4週間の自施設における実践課題の実施、3日間のユニットケアやマネジメントについての理解を深める実地研修、実践課題の取組に関するプレゼンテーションを行います。

ユニットリーダー研修を受講するメリットは?

最後に、ユニットリーダー研修を受講するメリットについて説明します。

1.  専門性をアピールできる
ユニットリーダー研修では、介護職のプレイヤーとしてのスキルと、職員を統括するマネージャーとしてのスキルの両方を学ぶことができます。研修を修了すれば、専門性の高いスキルを有していることをアピールできます。

また、研修では最新のユニットケアに関する情報を身につけることができます。ユニットケア研修で学んだ知識を、施設の他の職員と共有することで日々の業務に活かすことができれば、より良いサービスを利用者さんに提供することができるでしょう

2. 需要が高い資格である
ユニットケア施設には、ユニットリーダーを配置することが義務付けられています。そのため、今後ユニットケア施設が増加するにつれて、ユニットリーダーの需要も高まっていくことが予想されます

需要が高い職種であるため、手当がついたり、より良い条件での転職が可能になったりするでしょう。
 

 

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