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2022年12月06日

健康管理士とは?取得方法や試験内容、取得のメリットや介護に活かす方法を解説!

人生100年時代と言われる今、病気やケガ、寝たきりなどを防いで長く元気に暮らすため、人々の健康志向は高まっています。健康に関する知識を身につけるため、注目されているのが「健康管理士」という資格です。

この記事では、健康管理士の役割や活躍の場、受験資格などについて解説していきます。

健康管理士とは、どんな資格?

健康管理士とは、生活習慣病やアレルギー、メンタルヘルスなど、心と体の健康に対して深い知識を持ち、病気を未然に防ぐための健康管理を栄養学、予防医学の観点から指導する健康のスペシャリストです。特定非営利活動法人 日本成人病予防協会が認定する民間資格です。

子どもの食育から成人・シニアの健康サポートに役立つ資格として、看護師や介護福祉士、薬剤師などを始め、フィットネス・スポーツインストラクター、教育関連、地域や家族の健康管理に興味のある人々などが幅広く受講しています。

また、病気や栄養の知識だけでなく、食の安全や地球環境問題など現代社会の課題と向き合い、人々のヘルスリテラシー向上を目指すのが健康管理士の役割です。

健康管理士の資格で得られる知識・できるようになること

健康管理士は、病気のメカニズムや食事、運動、ストレスなど予防医学に関わるさまざまな知識を生かしながら人々の健康をサポートします。

健康管理士の資格は、介護の分野では、病気を未然に防ぐための生活習慣・環境づくり、健康を維持・促進する肉体づくりなどのプランニングや、栄養バランスのとれた食事や適度な運動、規則正しい生活など個人に合わせた提案や指導などに活かすことができます

具体的には、多くの高齢者が抱える糖尿病や高血圧、骨粗しょう症などのほか、身体機能低下による健康不安に対しアドバイスが行えるほか、社会福祉施設でのリハビリ・運動指導、生活習慣の改善、栄養管理などに役立てることができるでしょう。

健康管理士が活躍できる職場

健康管理士は、老人ホームや介護施設など、社会福祉施設で働く介護士が取得することで、学んだ知識を活かすことができます。また、病院・診療所などの医療施設で仕事をしている看護師や栄養士、フィットネスクラブ・スポーツジムのインストラクターなどは、健康管理のアドバイザーとして治療や健康維持のサポートができるようになるでしょう。ほかにも健康に関する相談窓口として、薬局での仕事にも役に立つでしょう。

健康管理士の活躍の場は広く、製薬会社や健康関連産業、食品・化粧品メーカー、整体師、健康管理や健康維持・増進を訴求する情報発信など、多岐にわたって知識を活かすことができます。

 

健康管理士の受験資格

健康管理士を取得するには、「受験対策講座」を受講・修了してから、認定試験を受験する必要があります。「受験対策講座」には特別な受講資格はなく、年齢・職業・職歴を問わず誰でも受講することができます
また、オプションとして養成講座・合格対策講座を追加で受けることもできます。

なお、健康管理士の資格には「健康管理士一般指導員」と「健康管理能力検定1級」の2種類があります。試験内容はどちらも同じですが、それぞれに合格点・合格基準が設定されています。

受験対策講座の学習期間は、約4か月が目安となっています。通信講座で自分のペースに合わせて学習時間を選べるため、働いている人でも受けやすいと言えるでしょう。受講修了証を受けたのちに、資格認定試験を受験する流れになっています。

健康管理士の試験の概要

受験対策講座を終了したら、資格認定試験の準備を始めましょう。試験の概要は以下の通りになります。

■試験日程
認定試験は通年行われており、合計で年20回程度、北海道・東北エリア、関東エリア、東海・北陸エリア、関西エリア、中国・四国・九州エリアに分かれています。

■受験料
費用は、教材費などを含め受験対策講座費用が66,000円で、教育訓練給付制度を利用することも可能です。オプションを受講する場合は養成講座が22,000円、合格対策講座が7,700円別途必要になります。

健康管理士認定試験の受験料は6,600円で、すべて税込みでの料金となっています。

■申込方法
受験対策講座終了後、認定試験の案内が2週間以内に送られて来るので、手順に従って試験日の10日前までに健康管理士ホームページから試験申し込みを行いましょう。

■受験会場
受験会場は北海道・東北エリアは札幌・仙台、関東エリアは宇都宮・東京・さいたま・横浜、東海・北陸エリアは名古屋・金沢、関西エリアは京都・神戸・大阪、中国・四国・九州エリアが広島・福岡・那覇・香川となっています。それぞれの会場の住所は健康管理士ホームページより確認できます。

健康管理士認定試験の2022年度・2023年度スケジュール

資格認定試験を受けるためには、試験の1か月前までに受験対策講座を修了していることを確認した上で、申し込みを行います。

■申込期間
試験の申し込みは、原則として各会場で指定されている試験日の10日前までに手続きを行いましょう。

■試験日
健康管理士の試験日は会場によって異なります。場所はホームページで確認してください。

<北海道・東北エリア>
仙台 2023年3月12日(日)
札幌 2023年4月9日(日)

<関東エリア>
東京 2023年2月22日(水)・2月26日(日)
さいたま 2023年2月25日(土)
横浜 2023年2月25日(土)

<東海・北陸エリア>
名古屋 2023年5月14日(日)
金沢 2023年9月30日(土)

<関西エリア>
京都 2023年3月25日(土)
神戸 2023年3月25日(土)
大阪 2023年3月26日(日)

<中国・四国・九州エリア>
広島 2023年4月22日(土)
福岡 2023年4月23日(日)
那覇 2023年7月9日(日)
香川 2023年9月3日(日)

健康管理士認定試験の内容

それでは「受験対策講座」でのカリキュラムと認定試験の内容を詳しく解説していきます。

■受験対策講座のカリキュラム
カリキュラムの内容は健康管理学全般、生活習慣病、心の健康管理、栄養学、予防医学、生活環境の6つのテーマで、それぞれ基本的な知識を習得します。
それぞれのテーマの添削問題集と総合問題集をすべて提出することで修了証を受け取る仕組みになっています。

■健康管理士認定試験の試験内容
認定試験は、問題形式は選択問題・記述問題があります。試験時間は90分です。
受験対策講座の教材で学んだテーマから出題されます。

■合格発表
合格発表の合否は2週間以内に郵送されます。
合格した場合は日本成人病予防協会の賛助会員に入会する必要があり、1か月以内に資格登録手続きを行います。

■合格基準・合格率
健康管理士の試験の試験は、「健康管理士一般指導員」と「健康管理能力検定1級」の2種類が同一試験となっており、「健康管理能力検定1級」の方が合格基準の高い資格です。

「健康管理士一般指導員」のみに合格するケースと、「健康管理能力検定1級」と合わせて合格するケースがあります。
「健康管理士一般指導員」の合格率は70%前後、「健康管理能力検定1級」の合格率は50%前後となっています。

医療・介護などの業務に携わっている人にとってはそれほど難易度が高いものではなく、テキストでしっかり学んでいれば合格できるラインと考えられます。

健康管理士を取得するメリット

健康管理士の役割は、介護職として働く上でも大きなメリットがあります。いくつか見ていきましょう。

■介護業務の質が向上する
健康管理士の資格によって心と体の仕組みを理解し、実践に役立つ知識が身につくため、利用者さんの症状、悩みに寄り添ったケアを行うことができます。また、施設の利用者さんやその家族に対し、病気や健康に関する質問、相談にしっかりと答えることができれば満足度の向上にもつながります。

■コミュニケーションの促進と信頼関係の構築に役立つ
知識を身につけることによって、コミュニケーション促進にもつながります。病気に対しネガティブになりがちな介護施設や社会福祉施設の利用者さんと健康について一緒に考え、対話をすることで信頼関係を構築できるようになります。利用者さんが前向きにリハビリに取り組むようになる、健康増進を高めるといった効果も期待できるでしょう。

また、レクリエーションやケアプラン作成などに対しても健康管理の視点から提案・アドバイスが行えます。

まとめ

健康管理士は、介護職員としてはもちろん、自身や家族、子どもから大人まで地域社会の健康管理にも役立つ資格です。介護資格と合わせて、さらに深く健康について理解するために資格取得を考えてみてはいかがでしょうか。

 

《認知症介護に関する資格・研修》
認知症ケア専門士
認知症介助士
認知症介護基礎研修
認知症介護実践者研修
認知症介護実践リーダー研修

《ケア業務に活かせる資格・研修》
喀痰吸引等研修
終末期ケア専門士
ユニットリーダー研修
福祉住環境コーディネーター
福祉用具プランナー

 

 

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