「介護事務に向いてる人はどんな人?」と悩んでいる方は多いです。介護事務は一般的な事務職とは違い専門的な知識が必要です。本記事では、介護事務に向いている方の特徴や仕事の魅力、転職前に知っておきたい大変なポイントを解説します。
1 介護事務の仕事内容とは?
2 【セルフチェック】介護事務に向いてる人の特徴
3 介護事務の平均給与
4 介護事務として働く魅力
5 介護事務として働く大変なポイント
6 介護事務になる方法
7 介護事務は介護業界で働く第一歩としておすすめ!
介護事務とは、介護事業所や介護施設で事務業務を担当する職員のことです。介護事務の主な仕事内容は以下のとおりです。
請求書の作成や施設の収支管理・窓口対応だけでなく、介護のサポートも請け負ったりするので、事務と介護に関する幅広い知識が求められます。
介護事務に向いている人の特徴を5つご紹介します。これから介護事務として働きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
介護事務をこなすには、介護業界ならではの知識が必要なので、介護に興味がないと勉強が大変です。
そのため、事務作業をこなすだけではなく、介護業界に興味をもって勉強を続けられる人は向いています。
介護事務は、介護報酬請求や労務管理など書類やデータ入力がメインの仕事です。そのため、業務時間はパソコンに向かい作業をすることが多いです。
細かい作業やデスクワークの仕事に就きたいと考えている人には介護事務は向いています。
数字や計算に対して苦手意識がない人には介護事務が向いています。なぜなら介護事務は介護報酬請求業務や給与の計算を行なうからです。
計算自体は簡単で、足し算・引き算ができれば問題ありません。ただし、間違っていた場合データの再提出が求められ、その間は施設にお金が入らないため、責任重大です。
計画的に物事を進めていくのが得意な人は、介護事務に向いています。介護報酬の算出は、翌月10日までに請求することが厚生労働省の決まりになっているからです。
しかし、介護事務は介護報酬の計算だけでなく他の仕事もやらなくてはいけません。自分でスケジュールを組んで締め切りに間に合わせられるように仕事ができる人は、介護事務として活躍できます。
介護事務は窓口で来客の対応も行なうためコミュニケーション能力が必要です。入居者やその家族の話を理解し、わかりやすく説明しなければなりません。
営業職のような高いコミュニケーション能力は必要ないですが、話しやすい雰囲気や質問に受け答えできる力があると歓迎されます。
平均給与額 | 常勤 | 常勤 |
月給※ |
301,940円 | 197,230円 |
日給 |
- | 8,960円 |
時給 |
1,010円 | 990円 |
※手当・一時金を含む
(出典:厚生労働省「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果」)
介護事務の常勤の時給は1,010円に対して非常勤は990円なので、その差は20円しかありません。
しかし、月給になると常勤は301,940円で非常勤は197,230円のため、104,710円もの差があります。
パートやアルバイトなど非常勤として働く場合には、月給計算なのか時給計算なのかなど、労働条件をよく確認しましょう。
職種 | 平均給与額 (正社員) |
平均給与額 (パート・アルバイト) |
介護事務 | 301,940円 | 197,230円 |
介護職員 | 316,610円 | 198,520円 |
看護職員 | 369,210円 | 204,380円 |
生活相談員・支援相談員 | 338,370円 | 290,820円 |
理学療法士、作業療法士、 言語聴覚士又は機能訓練指導員 |
350,080円 | 295,880円 |
介護支援専門員 | 353,560円 | 227,200円 |
調理員 | 259,270円 | 140,580円 |
管理栄養士・栄養士 | 311,190円 | 215,830円 |
(出典:厚生労働省「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果」)
介護職員とは、常勤で14,670円、非常勤では1,290円の差があります。
介護職員は高齢者を介助・介護するのがメインの仕事で、施設によっては夜勤も担当することもあります。夜勤手当が付くこともあるため、介護事務と比べると平均給与が高くなっているのかもしれません。
施設の顔として幅広い業務を担当する介護事務。他の職業と比較してみると、介護事務ならではの魅力があります。ここでは介護事務として働く魅力をご紹介します。
介護職というと体力勝負のイメージがあるかもしれませんが、介護事務はデスクワークが多いです。そのため、体力に自信がなくても介護業界に携われます。
ただし、施設によっては介護職員のサポートを行なうことがあります。心配であれば、事前に施設に確認しておきましょう。
介護事務は正社員だけでなく、契約社員やパート・アルバイトとしても働けます。
育児と仕事を両立したい主婦の方や親の介護に参加している方は、午前中だけや平日のみといった働き方も可能です。介護事務ならあなたのプライベートと両立した働き方が実現できるかもしれません。
日本は高齢化が進んでおり、介護業界の需要は増え続けています。
そのため、介護事務の経験があれば、就職先に困ることは少ないです。さらに介護事務に関する資格を取っておくと、いっそう就職しやすくなるでしょう。
介護事務の仕事には多くの魅力がありますが、その反面、大変な部分もあります。ここでは、介護事務の大変なポイントを2つ解説します。
介護事務の主な仕事は「介護報酬請求業務」です。
介護報酬請求業務とは、介護保険の保険者である国や都道府県に対して、事業所・施設が提供した介護サービスに対する報酬を請求する業務のことです。
介護報酬請求業務は事業所・施設の売り上げに直接影響するため、責任重大です。
介護報酬請求の業務は各月分を月末から翌月10日までに行ないます。
そのため、月末・月初は繁忙期となり、担当する業務量や事業所の大きさによっては残業が増えるかもしれません。
介護事務には特別な資格が必要ないため、未経験でも応募できます。しかし資格を持っていると、周りの応募者と差がつけられます。特にオススメなのが介護事務に必要なスキルやケアマネジャーの業務の補佐をするのに役立つ「介護事務管理士」です。またこれから介護事務として働きたい方には「介護事務実務士」の資格が人気です。受験条件はとくになく誰でも受験できるので、介護事務を目指される方は検討してみてはいかがでしょうか。
介護事務はお金を扱う仕事なので、数字や計算に苦手意識がない方に向いています。窓口で来客の対応も行なうため、一般的なコミュニケーション能力も活かせます。雇用形態が多様でデスクワークが中心なので、働く時間に限りのある方や、体力にあまり自信のない方でも問題なく働けるのが介護事務の魅力です。
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