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現場にあると嬉しい実用本

『口から食べる幸せをサポートする包括的スキル』

2018年6月22日

■書名:口から食べる幸せをサポートする包括的スキル
■編者:小山 珠美
■出版社:医学書院
■発行年月:2017年7月

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食事介助のプロが教える!「食べる幸せ」を支援するための介護スキル

「お寿司を好きなだけ食べたいわ」「おじいちゃんはウナギが好物で…」「昔、旅先で食べたラーメンがおいしくてねぇ」
介護現場では、このような言葉を、胃ろうや経鼻管をつけた利用者やそのご家族から聞いたことがあるのではないだろうか。
何気ない言葉ではあるが、口から自由に“食べる”ことができなくなった人の痛切な思いが込められている。

”食べる”ことは命の根幹であり、生きる権利に等しいもの。
本人の「食べたい」という思いに寄り添って、食事介助を長年続けてきたのが編者の小山さんだ。

口から食べることを支援するためには、栄養や嚥下機能などの一部分に着目するのではなく、生活者としての包括的評価とアプローチが必要だという小山さん。
独自の評価基準を用いた「KT(口から食べる)バランスチャート」を利用した、多職種の人との連携(チーム)による包括的なサポートを提唱している。

「KTバランスチャート」は、信頼性・妥当性に関する研究を行い、アメリカ老年医学会雑誌にその検証結果が評価され、国際的にも認められているツールになっている。
本書は「KTバランスチャート」を用いたサポートの概要、活用方法をまとめた決定版だ。

本書の構成は次のようになっている。

第1章 口から食べる幸せをサポートすることの意義
第2章 口から食べるための包括的評価と支援スキル
第3章 食事介助スキル
第4章 KTバランスチャートを活用した援助の実際例
第5章 食べるメカニズムとその働き

KTバランスチャートは、次の13項目で構成されており、使い方は第2章で取り上げられている。

1)心身の医学的視点…食べる意欲 全身状態 呼吸状態 口腔状態
2)摂食嚥下の機能的視点…認知機能(食事中) 咀嚼・送り込み 嚥下
3)姿勢・活動的視点…姿勢・耐久性 食事動作 活動
4)摂食状況・食物形態・栄養的視点…摂食状況レベル 食物形態 栄養

それぞれの項目を1点(かなり不良・困難)~5点(かなり良好)の評点でスコア化し、レーダーチャートを作成。
可視化することで、その人に不足している項目が一目でわかり、客観的かつ簡単に全体像をつかむことができる。

13項目の解説もていねいで詳細だ。各項目での評価基準、観察・ケアポイント、アセスメントとアプローチの概要、支援スキルの具体例が、カラー写真をふんだんに使って解説されている。

第3章では、食事介助のスキルを紹介。誤嚥にならない姿勢の角度、食べ物をしっかり見せるスプーン操作、高次脳機能障害へのアプローチなど、具体的な方法についてもとてもていねいに解説されている。
良い例と悪い例を比較したり、注意すべきポイントを赤丸で囲ったり、写真も多く使われ理解しやすい。

第4章には、KTバランスチャートを実際に使用した事例が記載されている。KTバランスチャートを実践することで、これほどまでに食事ができるようになるのか!と驚くことだろう。
明るい表情を取り戻した患者さんの顔が「食べることは幸せ」ということの何よりの証拠であることがよくわかる。

介護に携わる者としては、お世話している人がおいしく食事を取って笑顔でいることは、日々の仕事の励みになる。
最期まで食べられる、ということをサポートするのは簡単ではないし、ひとりでは難しいことだ。
しかし、チームを組み多角的にサポートすれば、それは実現不可能ではないことを本書は教えてくれる。

最後に、介護現場で働く人たちへ、一歩を踏み出す勇気を与えてくれる言葉を紹介したい。

<人は老いる。どんな人にも、やがて終いのときがくる。「生きるため」に食べてきて、「食べながら」生きてきた。最期の最期まで口から食べたいのは当然である。
身体のすべての機能が衰えると、当然、食べることも困難になっていくが、最期まで口から食べさせてあげることができると、無用な点滴をしたくならないし、患者や家族も大きな満足をもってそのときを迎えることができる。
医療行為がすでに力を持てなくなってもなお、人は希望を持って生き続けることができる。
私たちは最期までベストに生きる人を支えるプロになりたい。>

 

編者プロフィール

小山 珠美(こやま・たまみ)さん
1978年国立病院機構熊本医療センター附属看護学校卒業。同年、神奈川リハビリテーション病院に勤務。2006年愛知県看護協会認定看護師教育課程「摂食嚥下障害看護」主任教員、2007年東名厚木病院、2013年にNPO法人「口から食べる幸せを守る会」理事長に就任。2015年よりJA神奈川県厚生連伊勢原協同病院に勤務し、自ら看護師として食事支援にあたるかたわら、「口から食べる幸せを守る会」全国大会をはじめ、全国各地でセミナーを開催。日本における食事介助の第一人者。

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