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2023年06月23日

ヘルスケアプランナー検定ってどんな資格?受験資格や試験概要、介護職での活かし方を解説!

日本での高齢化は、右肩上がりに進んでいます。
多くの人が長生きできることはとても素晴らしいですが、生活の質を落とさず幸せな老後を過ごすためには健康が大切です。

健康を維持・管理するためには、健康に関する正しい知識を持つ必要があります。そこで近年注目されているのが「ヘルスケアプランナー検定」です。
本記事では、ヘルスケアプランナー検定の資格や試験の概要、介護職への活かし方について解説していきます。

ヘルスケアプランナー検定とは?

ヘルスケアプランナー検定とは、健康に関する幅広い知識を学ぶための検定です。

ヘルスケアプランナー検定では、健康に関する基礎知識を学ぶ「ホームヘルスケアプランナー」と、さらに詳しく病気や介護保険などの知識を学ぶ「ヘルスケアプランナー」の2つのコースが用意されています。

自分自身や家族の健康のために取得するのであれば、ホームヘルスケアプランナーでも十分役立ちます。

しかし、介護士としてスキルアップのために取得したい場合は、ヘルスケアプランナーを目指すとよいでしょう。

ヘルスケアプランナーは、医療従事者との橋渡し役ができるようになるため、介護の現場でも役立つ資格です。

ヘルスケアプランナー検定で得られる知識・できること

ヘルスケアプランナー検定で得られる知識やできるようになることは、以下の2つが挙げられます。

・医療従事者との会話に役立つ
・自分や家族の健康維持や管理に役立つ

それでは、1つずつ解説していきます。

医療従事者との会話に役立つ

ヘルスケアプランナー検定では、基本的な健康に関する知識だけではなく、人体の構造や病気などの専門的な知識が身につきます。

そのため、介護士がヘルスケアプランナーを取得することで、介護側と医療側の専門領域を超えた健康管理が可能となります。

専門的な基礎知識のある介護士は、医療従事者と円滑なコミュニケーションができるようになるため、介護施設でも重宝される人材となるでしょう。

自分や家族の健康維持や管理に役立つ

ヘルスケアプランナー検定では、健康維持や病気の予防など、健康長寿に役立つ知識が身につきます。

そのため、ヘルスケアプランナーの資格を活かして働くだけではなく、自分や家族の健康が気になる方にもおすすめの資格です。

健康診断の結果が気になる方や、家族みんな健康で長生きしてほしい方にも取得するメリットが大きいでしょう。

ヘルスケアプランナーが活躍できる職場・就職先は?

ヘルスケアプランナーが活躍できるのは、介護や福祉関連の職場です。

重度の要介護者が住み慣れた地域で自分らしく暮らせるようにするためには、医療・介護・地域などが連携し包括的にケアする必要があります。

包括的なケアを実現するためには、各分野の知識だけではなくお互いの知識や仕組みを知ることが大切です。

そのため、介護や福祉関連の仕事に従事している人が、病気や健康などの医療的な基礎知識を持つことで、理想的な包括ケアにつながるでしょう。

また、ヘルスケアプランナーの資格は、フィットネストレーナーなど健康関連の仕事に従事している方にも取得するメリットが大きいです。

ヘルスケアプランナーは、健康に関する身近な知識や体の仕組みが身につくため、お客様からの健康に関する相談事にも、自信を持って適切なアドバイスができるようになります

ヘルスケアプランナーは、介護や福祉関連に従事している人以外にも、健康に興味のある方や健康に関する指導を行う方など幅広く役立つ資格といえるでしょう。

 

ヘルスケアプランナー検定の受験資格

ヘルスケアプランナーは、ホームヘルスケアプランナーとヘルスケアプランナー2つのコースがありますが、どちらとも受験資格を設けていません

そのため、年齢や学歴、職務経験を問わず、誰でも挑戦することが可能です。

ホームヘルスケアプランナーは、健康に関する基礎的な知識を身につけたい場合に適しています。

ヘルスケアプランナーは、基礎知識に加え、病気や介護保険など専門的な知識も学べます。

そのため、ヘルスケアプランナーの方が難易度は高くなりますが、仕事で資格を活かしたい場合はヘルスケアプランナーが好適です。

ヘルスケアプランナー検定の試験概要

ヘルスケアプランナー検定に挑戦する場合は、事前に試験概要を確認し、試験対策を実施する必要があります。ここからは、ヘルスケアプランナーの試験日程や申込方法など試験概要を紹介していきます。

■試験日程
ヘルスケアプランナー検定は、3月・7月・11月が検定月です。

ヘルスケアプランナーの検定方法は、「オンライン受験(e-検定)」と「在宅通信検定」の2通りがあります。

オンライン受験(e-検定)の場合は、検定期間中である1か月間で都合のよい日に受験可能です。

在宅通信検定の場合の検定期間は、1週間となります。

■検定料
ヘルスケアプランナーの検定料は、受験コース・受験方法により異なります。

《ホームヘルスケアプランナー》
オンライン受験(e-検定):5,500円
在宅通信検定:11,000円

《ヘルスケアプランナー》
オンライン受験(e-検定):11,000円
在宅通信検定:16,500円

■申込方法
ヘルスケアプランナー検定の申し込みから合格までの流れは、受験方法により異なります。

オンライン受験(e-検定)の流れは、以下の通りです。
1.日本通信紙株式会社の受験申込ページにて受験者情報を登録し、受験者IDを取得する
2.日本通信紙株式会社の受験申込ページで受験予約をする
3.検定料の支払い
4.検定を実施
5.検定終了後、その場で合否判定が表示される
6.ヘルスケアプランナーに合格した場合、ヘルスケアプランナー検定協会のサイトにて顔写真をアップロード
7.合格の場合、後日合格証が郵送される

在宅通信検定の流れは、以下の通りです。
1.ヘルスケアプランナー検定協会サイトの申し込みフォームにて、必要事項を入力
2.検定料の支払い
3.試験期間前日までに問題一式が自宅に届く
4.期間内に解答を返送
5.2週間から1か月ほどで合否通知が自宅に届く

在宅通信検定は、郵送による申し込みも可能です。

■受験会場
ヘルスケアプランナー検定は、在宅通信検定の場合、自己管理のもとであればどこでも試験に取り組むことが認められています。

オンライン受験(e-検定)の場合は、自宅や勤務先、インターネットカフェなどインターネット接続環境であればどこでも受験可能です。

■資格の更新
ヘルスケアプランナーの資格期間は、3年間です。

更新する際には、課題の提出と更新料5,500円が必要となります。
課題は、「セミナー受講報告書」「ヘルスケアプランナー活動報告書」「論文」のいずれか1つを提出しなくてはいけません。

一方で、ホームヘルスケアプランナーには更新がありません

ヘルスケアプランナー検定の2023年度スケジュール

ヘルスケアプランナー検定は、例年3月・7月・11月に実施されます。

オンライン受験を希望する場合は試験期間が1か月ありますが、在宅通信検定の場合は試験期間が1週間となります。そのため、在宅通信検定を希望する人は、計画的に試験対策や申し込みを行いましょう。

2023年度のヘルスケアプランナー検定の試験日程は、以下の通りです。

2023年3月<オンライン受験(e-検定)>
申込期間:2023年3月1日(水)~3月31日(金)
試験日:2023年3月の希望の1日を選択可
合否判定:試験終了後即時

2023年3月<在宅通信検定>
申込期間:2023年1月16日(月)~2月17日(金)
試験日:2023年3月9日(木)~3月15日(水)
合否判定:試験期間から2週間~1ヵ月程度

2023年7月<オンライン受験(e-検定)>
申込期間:2023年7月1日(土)~7月31日(月)
試験日:2023年7月の希望の1日を選択可
合否判定:試験終了後即時

2023年7月<在宅通信検定>
申込期間:2023年5月15日(月)~6月16日(金)
試験日:2023年7月13日(木)~7月19日(水)
合否判定:試験期間から2週間~1ヵ月程度

2023年11月<オンライン受験(e-検定)>
申込期間:2023年11月1日(水)~11月30日(木)
試験日:2023年11月の希望の1日を選択可
合否判定:試験終了後即時

2023年11月<在宅通信検定>
申込期間:2023年9月18日(月)~10月20日(金)
試験日:2023年11月9日(木)~11月15日(水)
合否判定:試験期間から2週間~1ヵ月程度

ヘルスケアプランナー検定の試験内容

ヘルスケアプランナー検定に挑戦する際は、1度で合格できるよう試験内容を把握しておくことが大切です。ここからは、試験の形式や出題範囲、合格基準などについて解説していきます。

■試験出題範囲
ホームヘルスケアプランナーとヘルスケアプランナーどちらの検定も、同じヘルスケアプランナー教本から出題されます。

ホームヘルスケアプランナー検定の試験出題範囲は、ヘルスケアプランナー教本の第1章「健康と医療」・第3章「薬の知識」・第4章「福祉」です。

ヘルスケアプランナー検定は、ヘルスケアプランナー教本のすべてが試験出題範囲となります。

■試験の形式と試験時間
ヘルスケアプランナー検定の試験は、選択問題です。

ただし、制限時間と問題の出題数は、受験方法によって異なります

オンライン受験の場合は、出題数50問(100点満点)の選択問題で、制限時間は90分です。
在宅通信検定は、出題数100問(100点満点)の選択問題で、制限時間はありません。

■合格基準
ヘルスケアプランナーの合格基準は、受験方式によって異なります。

オンライン受験の場合は70点以上で合格ですが、在宅通信検定は80点以上で合格です。

在宅通信検定は、制限時間がなく期間中であれば好きなタイミングで挑戦できるメリットがあります。
しかし、オンライン受験よりも若干合格基準が厳しく問題の出題数が多いのが特徴です。

■合格率と難易度
ヘルスケアプランナー検定は、試験中に教本の持ち込みが認められています。

そのため、しっかりと対策を実施していれば、それほど難易度が高くはない検定といえるでしょう。

一般社団法人ヘルスケアプランナー検定協会が公表している、最新の合格率は以下の通りです(2017年11月実施分)。

<ホームヘルスケアプランナー>
オンライン受験:100%
在宅通信検定:100%

<ヘルスケアプランナー>
オンライン受験:75%
在宅通信検定:100%

ヘルスケアプランナー検定を受験するメリット

ヘルスケアプランナーは、介護職に従事する人にとってメリットが大きい資格です。

ヘルスケアプランナーを取得するメリットは、以下の2つが挙げられます。

・医療従事者などと連携した包括ケアができるようになる
・介護の質の向上につながる

ヘルスケアプランナーは、健康や病気に関することを学べる資格です。

介護士がヘルスケアプランナーを取得すると、介護と医療両方の視点から、利用者さんのケアができるようになります。

そのため、資格を取得することで、利用者さんと医療従事者の橋渡し役として活躍できる介護士になれるでしょう。

また、介護と医療の知識を持った介護士は、利用者さんだけではなくそのご家族からの信頼にも役立ちます。

さらに、利用者さんの健康不安などにも適切なアドバイスができるようになるため、介護の質の向上にもつながるでしょう。

介護士としてスキルアップしたい方や介護の質の向上したい方は、ヘルスケアプランナー検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

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