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転職「成功・失敗」体験談

ボランティアで感じた介護の魅力。就職後の違和感の正体〜転職体験Tさん1

2020年3月18日

介護業界でがんばる人たちの転職体験をお届けするこのコーナー。
新卒で介護業界に入り2回の転職を経て、訪問介護事業所で管理者として働くT・Eさんの体験談を、全4回の連載で掲載します。
第1回では、新卒で就職したグループホームからの転職のきっかけをお聞きしました。

◆グループホーム(介護職)→有料老人ホーム(介護職)→訪問介護事業所(管理者)

T・Eさん(男性・33歳)
●グループホーム(勤務期間:10カ月/月給約18万円+夜勤手当+ボーナス約1カ月分)
●有料老人ホーム(勤務期間:3年6カ月/月給約20万円+夜勤手当+ボーナス約1カ月分)
●訪問介護事業所(勤務期間:4年/月給約23万円(管理者手当あり)+ボーナス約1カ月分)

保有資格:社会福祉士、介護福祉士
家族構成:一人暮らし

 

【介護との出会い】ボランティアを経て、新卒でグループホームへ

「介護」を知ったきっかけは、中学校でのボランティア

僕が介護に興味を持ったのは、中学1年生の頃にさかのぼります。
通っていた中学では、夏休みを利用してさまざまな社会貢献のワークを開催していました。
その中で僕は、高齢者施設に1週間ほど程伺い、掃除などをしながら、利用者さんの話を聞くようなボランティア活動を選択し、3年間続けました。
利用者さんと接するだけでなく、自身の体験を仲間と共有する時間もあり、そのような所に魅力を感じて続けていました。

高校になってからも同じようにボランティア活動を続け、高2の夏、親しくしていただいていた利用者の方と、活動の最終日にお別れをしたのですが、ひとりの女性の利用者さんが、僕の手をいつまでも離さずに、別れを惜しんでくれて……。
そのときから、福祉・介護の世界で働いて行けたら、と真剣に思うようになりました。

大学では、迷わず福祉学科を選択しました。実習もゼミも卒論も高齢者領域を選んだので、就職も介護業界になるだろう、と自分でも思っていました。
大学では、社会福祉士の資格を得るための勉強もありました。
ただ、社会福祉士の資格を得れば、地域包括支援センター等での相談員としても就職できますが、実際の介護現場を経験せず「相談」など受けることはできないのでは?と疑問を持っていました。
まずは介護業界の現場を経験し、利用者さんや家族、現場の生の声を聞き、自分自身が肌で感じたことを仕事に生かしたいと思いました。

新卒で介護業界へ!

大学4年で就職活動を始めた時には、いくつかの介護事業法人の面接を受けました。
そして、グループホームを中心に事業を急展開している法人に就職することになりました。

決め手は、面接してくれた先輩が2人とも、業務のほかに、ボランティア活動などで、社会貢献活動をしていたことです。
意識が高い社員がいるんだな、と思いましたし、ここに入社すれば、自分も成長できる気がしたのです。

 

【介護に資格は必要?】現場の介護を知りたくて、ヘルパー2級を取得

大学では、福祉の様々な領域を勉強してきました。
幅広い福祉の知識を得ることは、福祉の相談業務を担う社会福祉士資格を取得することにもつながりました。
よく、資格取得は難しくて大変、といいますが、僕の場合は、大学4年の冬に取得できるのは、ある意味「当然」と思い、それなりに勉強を重ねました。
しっかりと勉強すれば、取得できない資格ではありません。

しかし、社会福祉士の資格を取ったからと言って、介護現場や相談援助の現場で完璧な仕事ができるわけではありません。
何よりも、現場のリアルな現実を肌で知ること、技術を身につけて本当の意味での「介護」を実現できることが、この業界で生きていくことの基本であり、目標でもあると思います。

そのため、就職したらすぐに「使える」人材になりたいと思い、大学4年生のうちにヘルパー2級(現・介護職員初任者研修に相当)を取得し、準備していました。

その後、転職してから、介護福祉士の資格を取得して、現在は訪問介護の管理者として勤務しています。
訪問介護の管理者という立場だけならば特に資格は必要ありませんが、介護福祉士、社会福祉士資格の勉強で得た幅広い知識がさまざまな局面で役に立っていると思います。

 

【初めての介護現場】グループホームで感じた違和感

「自立支援」「利用者本位」を研修で学んだけれど、実際は…

はじめて就職したグループホームでは、早い時期から失望していました。
新人を集めて、よりよい介護のための社内研修はあったのですが、実際に現場に行ってみると、学んだ研修内容を実現できる環境ではなかったのです。

研修では、「利用者さん本位」「自立を支援」と言っていましたし、「尊厳を大事にする」という教育を受けました。
けれど、現場では、長くいる先輩が、昔からの介護技術を展開し、後輩もその技術を継承するのが当然と考えていました。

先輩たちの介護では、自分たち新人が見ても利用者さん本位と思えなかったし、利用者さんの尊厳も大事にされているようには見えませんでした。
しかし、入社したばかりで社会経験のない新人が、「研修内容と違う」と声を上げることはなかなかできませんでした。

この施設では「社会貢献」の介護はできないかもしれない

それになにより、人手不足で、みんなが日々の業務に追われていました。
「利用者さんのお話をじっくり聞いて、利用者さんの思いを共有する」介護をしたくても、そういう時間が持てないというのが現実でした。
ルーティンワークに明け暮れ、夜勤明けでもすぐに帰れなかったですし、休みも限られてしまう。
気持ちの上でもいっぱいいっぱいになってしまっていました。

グループホームなのだから、利用者さんと買い物に行ったり、ともに料理を作ったりといった活動につなげていきたいのですが、想像以上に重度で年齢が高い方が多く、車椅子でじっと座っている方が多い施設でした。
認知症がすすんで、お話もままならない方もいるなど、利用者さんの構成も理由になり、教科書で学んだ「グループホームでできるケア」を体感することはできませんでした。

僕が入社した年には50名ほどの新人が各現場に配属されました。
メンバー構成や環境、各人の感じ方もそれぞれ違うので、「やりがいがある」と意欲に燃えている同期もいました。
単純に、僕の理想と配属された施設の現実が違ったのかもしれません。

けれど、介護を仕事にしようと思ったときに感じた「介護を通じて社会貢献をしよう」という思いは、ここでは届かないという思いが、確信に変わってきました。

 

【転職のきっかけ】外部研修での気付きと出会い

法人の研修が「絵に描いた餅」でしかないことに失望し、その分、休みの日に外部の研修を自分でお金を払って受けるようになりました。

介護業界の中でも、講師の方は何人もいて、そういう方の研修を受けると、目を見開かれるような思いでした。
ベッドから車椅子への移乗技術ひとつとっても、そこには「利用者さんの心地よさが第一」という理念が貫かれ、たとえ時間がないときでも、しっかりとした思いと技術があれば、その理念は実現できるのだと理解できました。

そうなると、ますます自分の施設で行われている介護に希望も自信も持てなくなってしまいました。
いつまでも、新卒で入社した法人にこだわるのはやめよう、自分が納得できる現場に移ろうという気持ちがどんどんわき上がってきました。

そして、熱心に学びに行っていた方と研修後にお話していた時に、「うちの事業所にきてみないか」と誘われたのです。

 

<三輪 泉(ライター・社会福祉士)>

次回は、転職のいきさつや転職後の仕事の様子をお伝えします。
次回「介護職としての転機は「尊敬する人」と「家族」~転職体験Tさん2」は、3月25日に公開予定です。
 

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