新型コロナウイルスの感染対策で、徹底されるようになった「手洗い」。
でも、石けんで洗い流せば大丈夫…と油断してはダメ!
手洗い前後のある行動がウイルス感染の原因になるかも。
手を洗ったのに!蛇口でウイルス感染?!
昨年12月に東京都都営地下鉄の社員間で発生した新型コロナウイルスの集団感染。
ウイルス感染が複数人に広がった原因の1つが、「蛇口」だと報道されました。
洗面台で歯みがきをした感染者の唾液が蛇口に付き、その後、蛇口を触った人の手にウイルスが付着したのでは、と考えられています。
しっかり手洗いをしても、蛇口にウイルスが付着していたことで、手洗い後の手に再度ウイルスがくっついてしまったのです。
洗面所はウイルスに要注意の場所
洗面所は、手洗いをしたときの水しぶきで、ウイルスが付着しやすい場所。
また、蛇口やハンドソープのボトルなど、手で触る場所にはウイルスが残りやすいので注意が必要です。
正しい手洗いと効果的な感染対策は?
新型コロナウイルスなどのウイルスを手から洗い流すには、石けんで約30秒間手洗いすることが効果的と言われています。
爪の先や指の付け根など、すみずみまでしっかり洗いましょう。
自宅や会社の水道では、手で触れて回す・レバーを上げ下げするタイプの水道が多いですよね。
せっかくきれいに洗った手にウイルスがまた付着しないように、「蛇口には菌やウイルスが付いている」と考えて対策をした方がよいかもしれません。
具体的には、
・水を出すときには、ペーパーなどで蛇口を触る
・石けんで手洗いし、流水で洗い流す
・手洗い後に蛇口を水で洗い流す
・洗った手は使い捨てのペーパーでしっかり水を拭き取る
・手洗い後に手指をアルコール消毒する
ということを気にしてみましょう。