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2015年12月02日

新卒で、介護を選ばずフリーターに。でもその後で…私の転職理由Nさん1 | 介護求人ナビ 介護転職お役立ち情報

根っからの勉強好き、介護の神髄を突き詰めるがために、今の職場に飽き足らなくなる……。その繰り返しが、転職7回という結果になりました。介護の理想を追い求め、全速力で近づいていくN・Eさんの向上心を、4回に渡ってお伝えします。

*N・Eさんの「私が転職した理由」…1回目、2回目3回目4回目(最終回)はこちら



N・Eさん(36歳)の転職経験

1_1短大の福祉学科を卒業後、2年間は飲食店のアルバイト生活

実家のある群馬県の介護老人保健施設の認知症専門棟で1年勤務

実家からより近い老健に転職、5年間勤務

介護福祉士取得のための専門学校で教員助手として1年間勤務。激務で体を壊し、退職

東京の老健に4年間勤務

ジョブローテンションを活用し、同じ法人でさまざまな職種を半年間経験

訪問介護ステーションにサービス提供責任者として2年間勤務

群馬県に戻り、社会福祉法人に就職。最初の1年はショートステイの生活相談員。次年度から特別養護老人ホームで、念願のケアマネジャーとして勤務


理想と違う厳しい現実に腰が引けて…

1_2看護師の従妹にあこがれて、いつか自分も看護師になりたいと思い、看護学校を受験したものの、失敗。同じ短大の福祉学科に入学しました。入りたかった短大だったので、科が違っても、それほど挫折感はなかったですね。それより、論理的に介護をとらえて学ぶ日々がすごく新鮮で。思えば短大時代から、介護について学ぶことにのめりこんだんですね。

短大の福祉学科では、卒業と同時に介護福祉士の資格がもらえます。資格のある若者を採用したい社会福祉法人などは、卒業前から私たちにアプローチしてくれたので、基本的には就職先にも困りませんでした。

しかし、私は就職については、見事に挫折したんです。私に「正職員になってほしい」と声をかけてくれた社会福祉法人は、実習のとき12日間通った特養を系列に持つ法人でした。でも、ここのケアは自分がやりたいと思えるものではなくて。当時は今から16年前。その研修先に限らず、介護への考え方自体、今と違った部分もあるのだと思います。

当時の研修先はユニットケアではない従来型の古くから運営している特養で、考え方なども古い気がしました。利用者さんを敬う気持ちは薄く、入浴のときは行列に並ばされるんです・・・。
それに、先輩たちも厳しそうでした。短大卒で介護福祉士資格を取れる私たちのことを、「専門学校より実践力はないし、経験も浅くて使えない」と一刀両断です。とても働く勇気がなくて、辞退してしまいました。

一方で、老人ホームに勤務するなら、運転免許があったほうが有利だ、車を運転する機会もある、と聞いたので、とりあえず実家の近くでアルバイトをしながら免許を取ることにしました。でも、今思えば、自分に自信がなく、つらいことから逃げたのかもしれませんね。

ドーナツ屋さん、ラーメン屋さん、居酒屋。いくつかの職場でバイトをしましたが、飲食関連の職場はどこも独特の空気がありました。フリーター仲間はみな若くて、何かしらの夢に向かって働いていました。パティシエになるために修行しているとか、四年制大学に行くためにお金を貯めているとか。
「Nさんは将来何になりたいの?」と聞かれて答えられないのもいやだし、私は「介護の世界で理想の介護をする」と答えていました。みんなから、「へぇ。すごいね!」と言われると、それがしぜんと自分の目標になっていきました。挫折している場合じゃない、介護の世界でがんばろう。運転免許が取得できることになったら、すぐに行動をし始めました。


認知症専門棟でキャリアをスタート

1_3デイサービス、グループホーム、特養、いろいろありますが、私は介護老人保健施設(老健)がいいと思いました。老健には、医師をはじめ、理学療法士や作業療法士など、それぞれの専門家が常駐しています。医療の現場にも近く、看護師になりたかった自分に合っていると思いました。

就職を決めたのは、実家のある群馬県の老健。でも実家からは少し離れた地域でした。看護師の従妹が勤務する病院に近く、従妹が「求人があるよ。近くで働こうよ」と誘ってくれたのです。ここは今思えばすごく良心的で職員を大事にしてくれるところでしたね。寮としてアパートの部屋を無料で提供してくれることもうれしくて。

入職してしばらくすると、認知症の専門棟に配属されました。認知症の知識や接遇の技術が必要なこの棟での仕事は、とてもやりがいがありました。

しかし、いかんせん、給料が安かった。4週7休で手取り12万円。寮暮らしで家賃はいらないといっても、厳しかったですね。私は遊ぶことにはあまりお金は使いませんが、外部の介護の勉強会などに積極的に出席していたので、そうした受講料が毎月かなりかかるんです。給料が安いと、受講料を払うのもためらわれ、時間の拘束もきつかったので、行きたい勉強会に行けないのが、最大のストレスでしたね。

ただ、その生活は1年ほどで終わりました。私には甲状腺の持病があります。ひとり暮らしで不規則な生活をしていたことも、病状に影響してしまって。やむを得ず辞表を出し、母や妹のいる実家に帰りました。

せっかく、介護の世界に足を踏み入れたのに……。焦る気持ちはありましたが、介護の仕事は、場所を変えても豊富にあるのがいいところ。インターネットの転職サイトの会員になり、情報を得て、条件のいい職場を探しました。

次回は、実家からほど近い老健に転職してからのお話しを伺います。

*N・Eさんの「私が転職した理由」…1回目、2回目3回目4回目(最終回)はこちら



●先輩たちの職場選びの失敗事例に学ぼう
→ 「こんなはずじゃなかった…」 転職先選び 私の失敗談


●○● 介護業界で転職する時の 基本ノウハウ ●○●

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