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就職・転職ノウハウ

2022年11月11日

介護事務・医療事務・一般事務の違いは?就職先や関わる人、必要スキルを比較!

一般事務で培ったスキルを活かし、介護や医療の現場で働きたいと考えている人も多いのではないでしょうか。そこで気になるのは、一般事務と介護事務・医療事務では具体的にどのような違いがあるのかということ。
そこで今回は、介護事務・医療事務の業務内容、どのような人を対象に仕事を行うのか、必要なスキルなど、一般事務との違いについて解説していきます。

目次

1 介護事務・医療事務・一般事務の仕事とは?
2 働く場所・関わる人の違いは?
3 介護事務・医療事務・一般事務の業務内容の違い
4 介護事務・医療事務・一般事務に求められるスキル
5 向いているタイプに違いはある?
6 同じ事務職でも仕事内容や求められるスキルは異なる

介護事務・医療事務・一般事務の仕事とは?

最初に、介護事務、医療事務、一般事務のそれぞれの仕事内容について簡単に説明します。

介護事務」は、特別養護老人ホームやデイサービスなど、介護サービスを提供する介護施設や介護事業所で、介護報酬を請求する時に必要となる「介護給付費明細書(レセプト)」を作成する仕事です。

医療事務」は、クリニック・医院、総合病院、救急病院、歯科医院といった医療機関で、診療費用の請求の際に必要な「診療報酬明細書(レセプト)」を作成する仕事です。患者さんの受付業務や電話対応なども行います。

一般事務」は、企業や学校、店舗、病院などで、パソコンを用いた書類作成、データ入力、ファイリングといった事務作業を行う仕事です。電話応対や接客も行います。

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働く場所・関わる人の違いは?

『事務』の仕事と言っても、介護事務、医療事務、一般事務では、働く場所や関わる人も違ってきます。ここでは、介護事務職、医療事務職、一般事務職が、具体的にどういった場所で活躍できるのかを解説。あわせて、仕事を行う上でどのような人と関わることが多いのかも紹介します。

介護事務が働く場所、業務で関わる人

介護事務に携わる人が働く場所は、特別養護老人ホームや有料老人ホーム、デイサービス、ショートステイ、介護老人保健施設、グループホーム、訪問介護事業所、居宅介護支援事業所といった介護施設・介護事業所のほか、介護保険適用の病院や診療所などです。

業務で関わる人は、介護施設・事業所で働く介護専門職(介護福祉士、ケアマネジャー、ヘルパー、リハビリスタッフ、福祉用具専門相談員)など。介護保険適用の病院や診療所で働く場合は、医師や看護師とも接することもあります。

基本的に事務作業がメインですが、事業所によっては施設・事業所の利用者さんやご家族の対応も担当することがあります

医療事務が働く場所、業務で関わる人

医療事務に携わる人が働く場所は、クリニックや診療所、総合病院、救急病院、歯科医院などの医療機関など。そのほか、検診センター、健康保険組合、損保保険会社などに勤務する人もいます。

業務で関わる人は、勤務する病院やクリニックの医療従事者(医師、看護師、薬剤師)をはじめ、製薬会社や医療機器メーカーといった医療品関連業者の人、患者やその家族など。

小児科であれば乳幼児や子ども、整形外科ならケガを負っている人など、勤務しているクリニックや病院の診療科目によって患者の年齢や病状も異なります。介護事務や一般事務と比べ、仕事上で接する人が多いのが、医療事務職の特徴と言えます。

一般事務が働く場所、業務で関わる人

一般事務の仕事の代表的なものは、データ入力や書類作成、電話応対などのデスクワーク。こうした仕事はほとんどの企業で必要なため、一般事務職が働くことができる場所は、一般的な会社のほか、小売店、メーカー、介護施設、福祉施設、病院、スクールなどさまざまです。

業務で関わる人は、勤務する企業の業種にもよりますが、一般的なオフィスの場合、同じ会社で働く営業、経理、総務に関わる人など。接客や電話対応も仕事のひとつであるため、取引先や関連業務で働く人など社外の人とも接したり話をすることも多くあります

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介護事務・医療事務・一般事務の業務内容の違い

介護事務・医療事務・一般事務の業務内容の違い

介護事務・医療事務・一般事務が働くことができる場所や、関わる人がどのように違うのか説明してきました。同じ"事務"という言葉が使われる職種ではありますが、仕事内容にはかなりの違いがあります。

次は具体的に、3つの職種の業務内容が、どのように違うのか紹介します。

介護事務の業務内容

介護事務の業務内容は、主に下記のとおりです。

・介護報酬請求業務
・利用者さんへの請求書の作成
・会計業務
・受付業務やお客様対応など窓口業務
・事務作業(書類作成など)

メインとなる業務は、介護報酬請求業務です。介護サービス利用料を算出し、介護報酬請求時に必要な「介護給付費明細書(レセプト)」を作成。利用者に介護サービス料を請求するほか、翌月の10日までに、国民健康保険団体連合会に請求します。

事業所によっては、書類作成やデータ入力といった一般事務も行ったり、介護事務と介護業務も兼任する場合もあります。

>>介護事務の業務内容について詳しくはこちら<<

医療事務の業務内容

医療事務の業務内容は、主に下記のとおりです。

・診療報酬請求業務
・患者さんの受付業務
・クラーク業務(外来・病棟)
・会計業務
・事務作業(書類作成など)

メインとなる業務は、診療報酬請求業務です。厚生労働省が定めた診療報酬点数表に基づいて診療費を算出し、「診療報酬明細書(レセプト)」を作成して翌月の10日に提出します。

また、診察後、患者さんのカルテの内容から診療費を計算して会計を出します。患者さんの受付・呼び出し、電話対応のほか、施設内の清掃といった雑務も行います。

一般事務の業務内容

一般事務の業務内容は、主に下記のとおりです。

・書類作成
・ファイリング(書類の分類・処理)
・パソコンへのデータ入力
・電話やメールの対応
・お客様対応
・郵便物の仕分け・発送
・伝票処理
・清掃・コピーなどの雑務
・備品の管理や発注

一般事務は、会社における事務作業全般を担当します。会社によって業務内容は異なり、中には書類作成とデータ入力がメインで電話対応は必要ないケースもあります。また、一般的な事務作業に加え、営業補助としてパワーポイントなどを用いて営業活動で必要な資料を作成したり、経費精算など経理作業のサポートを行うこともあります。

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介護事務・医療事務・一般事務に求められるスキル

介護事務・医療事務・一般事務では、それぞれに求められるスキルが異なります。ここではそれぞれの仕事で必要な能力・スキルについて解説します。
今後、介護事務や医療事務で活躍したいと考えている方は、自分に足りないスキルを把握してみてはいかがでしょうか。その上でスキルアップすることにより、介護事務・医療事務として転職できる可能性が高まるはずです。

介護事務、医療事務、一般事務で共通して求められるスキル

3つの事務職に共通して求められるスキルは、「正確性」「スピード」「スケジュール管理能力」の3つです。パソコンなどに入力する数字や文字、計算に間違いはないか確認しながら、指示された期日や指定された時間に間に合うように、スピーディーに作業をこなす力です。また、さまざまな人と接し、求められることを汲み取ったり、仕事が円滑に進むよう取り計らうことも必要なため、コミュニケーション能力も重要となります。

介護事務に特有なスキル

介護事務は介護保険法のルールに従い、「介護給付費明細書(レセプト)」を作成します。介護事務は無資格でも従事できますが、介護保険制度や介護報酬についての知識が求められる仕事です。さらに介護保険制度は3年ごとに改正されるので、最新の知識を知っておくことも重要となります。介護事務に関する公的な資格はなく、独学でも習得可能ですが、通信教育やスクールなどで学び、民間の認定資格を取得するという方法もあります。

また、多くの利用者さんは、医療保険と介護保険それぞれのサービスを合わせて利用していることも多いため、医療保険の知識も持っていれば、仕事がよりスムーズに進むでしょう。

施設の中には、介護事務作業だけに専念するのではなく、ヘルパーや介護助手などの介護業務と兼任するケースもあります。そのため「介護職員初任者研修」の資格を所有していれば、就職・転職活動の際の大きなアピールポイントにもなります。

医療事務に特有なスキル

医療事務は無資格でも就くことが可能な仕事です。しかし、医療保険制度に則って「診療報酬明細書(レセプト)」を作成・提出することが必要なため、医療保険についての知識や、診療報酬請求を行うレセプト業務の知識を習得することが必要です。患者さんに、高額療養費制度などの医療保険制度、傷病手当金や小児医療費助成などについて説明することも多く、そうした制度や自治体によって異なる助成についても知っておく必要があります

医療事務に関する公的な資格はありませんが、民間の認定資格は多数存在します。医療事務の仕事に就職・転職するならば、「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)」「診療報酬請求事務能力認定試験」などを取得していれば、有利に働くことでしょう。スクールのほか、通信教育でも学ぶことができます。

一般事務に特有なスキル

会社における事務作業を総合して担う一般事務。書類作成やデータ入力、メール応対などはすべてパソコンを使って行うため、基本的なOAスキルが必須となります

特に使うことが多いソフトは、書類作成やデータ入力で使うことが多いWord(ワード)や、表計算を行うExcel(エクセル)です。Excelはフォーマットに打ち込むだけでなく、関数を使って書類を修正したり、一から書類を作成することができれば、仕事もスムーズに進むことでしょう。

また、会社によっては、営業のサポートとしてプレゼンで使う資料の作成を一般事務に任せるところもあります。PowerPoint(パワーポイント)などプレゼンテーションソフトやAccess(アクセス)などデータベースソフトのスキルも身に付けておけば、社内で任される仕事の幅も広がります。そのほか、一般事務に経理のサポートを任せている会社もあるため、簿記などの知識が役立つ場合もあります。

一般事務は、事務作業に加え、接客や電話対応も重要なウエイトを占めます。マナーや一般常識を問う資格「秘書検定」を取得していれば、就職・転職活動に有利に役立つことでしょう。

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向いているタイプに違いはある?

向いているタイプに違いはある?

同じ事務職とはいえ、仕事内容も異なる上、活躍できる場所、接する人に違いがある介護事務・医療事務・一般事務。自分はどの事務職が適しているのか、迷っている人も多いのではないでしょうか。ここでは、介護事務・医療事務・一般事務それぞれの仕事に向いている人についてまとめました。

介護事務に向いている人

・介護業界に興味がある人
・人の役に立ちたい人
・デスクワークが苦にならない人
・育児中、パート勤務で働きたい人

介護事務は介護の業務と密接な関わりがあるため、介護業界に興味がある人に向いています。とはいえ、介護事務は表立って利用者さんをサポートすることは少なく、現場においては裏方的な存在。しかし、助成制度などの仕組みを通して、利用者さんやその家族の経済的な不安を取り除くことができるため、縁の下の力持ち的存在で介護現場を支えたいと考える人にもぴったりです

中には、介護職が介護事務を兼任するケースもありますが、基本的に介護事務はデスクワークです。そのため、与えられた仕事にミスがないよう正確にコツコツとこなせる人も介護事務に向いています。常勤ではなく、短時間のパートで介護事務の仕事を募集している会社も多いので、育児中に介護の仕事を始めたいと考える人にもオススメと言えるでしょう。

医療事務に向いている人

・医療業界に興味がある人
・マルチタスクが苦にならない人
・コミュニケーションが好きな人
・チームワークをもって仕事ができる人
・育児中、パート勤務で働きたい人

医療事務は、事務作業だけでなく、年齢や性別、症状が異なるさまざまなタイプの患者さんと接する仕事です。病気でつらい思いをしている患者さんの不安をやわらげるような雰囲気作りや言葉かけなど、思いやりの気持ちを持って仕事ができる人が向いています。また、医師、看護師、薬剤師、リハビリスタッフなどとの連携も必須。チームワークを大切に、仕事に取り組める人にも適しています。

レセプト提出期限の前後や、感染症などの流行で患者さんが増加した時など、忙しくなることが多い医療事務。事務作業を行いながら、患者さんと対応したり、問い合わせの電話を受けたりすることも多いので、コツコツひとつの作業に集中するというより、複数の作業を同時進行することが苦にならない人にも向いています

一般事務に向いている人

・ルーティンワークが苦にならない人
・コミュニケーションが好きな人
・デスクワークが好きな人
・残業が少ない職場で働きたい人

一般事務は、接客などもあるものの、多くの作業はデスクワークです。また、書類の作成やデータ入力などは、ある程度、定型化されており、1日のスケジュールも大きく変化することはありません。そのため、決められたルールや方法に則り、机の上でコツコツこなすのが好きな人や、単純作業が苦にならない人が向いています

また、事務作業と並行して接客や電話応対が多いのも一般事務の特徴。受けた仕事を的確にこなすため、わからないことはすぐに聞いたり、時には状況を読んで先回りして仕事をするなど、コミュニケーション力や臨機応変な対応も求められます。人と接するのが好きで、会話の中から相手の要望をくみ取るのが得意な人も、一般事務に適していると言えるでしょう。

一般事務は他職種と比べ、残業は少なめです。「プライベートも大切にしたい」「子どものお迎えがあるので、定時で上がりたい」と考えている人にも向いている仕事と言えます。

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同じ事務職でも仕事内容や求められるスキルは異なる

介護事務・医療事務・一般事務という3つの事務の職種について、どのような仕事なのか、必要なスキルは何か、どんな人が向いているのかについて解説してきました。

介護事務や医療事務は、特別な資格を所有していなくても従事できる仕事ですが、一般事務で培ったパソコン操作のスキルや、スピーディーにミスなく仕事を完遂させる力、コミュニケーション力は、介護事務・医療事務でも重視される能力です。就職・転職活動の際に大きなアドバンテージになることでしょう。加えて、スクールや通信教育などで、最新の介護事務・医療事務のスキルを習得しておけば、転職活動もスムーズに進む可能性が高くなります。

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