自己PRは、採用担当者の視点を意識し、できるだけ具体的な内容を記入することが大切です。
今回は、神経質、自信がない、疑り深い、ネガティブといった短所を長所に変える自己PR例文をご紹介。
マイナスに感じている自分の性格を、プラスの要素としてアピールしましょう。文例をアレンジして、あなたらしい自己PRを作ってください!
→志望動機や自己PRの「基本の書き方」はこちら
注意:「貴社」と「御社」の使い分けについて
履歴書等に書く場合は「貴社」、面接等で話す時は「御社」と言うのが正しい表現です。
また、どのような法人であるかによっても使い分けがあります。一般企業の場合は貴社(もしくは御社)、社会福祉法人や医療法人の場合は貴法人(御法人)としましょう。
例文1.<神経質>細かな部分が気になる神経質な人のケース
周囲からは「細かいことによく気が付く」と言われます。利用者様のベッドのシーツのシワ、着衣の乱れも気になるので、配慮してケアしたところ「衣類がゴロゴロせず快適に眠れる」と喜ばれたことがありました。
スピーディなシワのないベッドメイキングや整理整頓、施設内の清潔を保つことには自信があるので、ぜひ貴ホームでも利用者様のために役立てていきたいです。
例文2.<自信がない>自信がないからこそ、勉強熱心な人のケース
仕事に対しては真摯に取り組みますが、なかなか自信が持てない部分もあります。利用者様・ご家族様、職場の先輩方からの意見を参考にする一方、積極的に勉強会に参加するなどもして、学ぶことを続けてきました。
アドバイスを素直に聞けること、学習する意欲には自信があります。新しい環境でもこの気持ちを大切に、仕事に取り組みたいと思います。
例文3.<疑り深い>目の前の事実が正しいか確認を怠らない人のケース
利用者様が薬を飲んでいないのに「飲んだ」と言ったり、元気そうにみえても無理しているのを発見することが得意です。とはいえすべて疑いの目で見ている訳ではなく、利用者様の性格をつかむため、コミュニケーションも大切にしています。
貴ホームでも、利用者様が真に何を考えているのかを引き出せるようなコミュニケーションと観察を心がけ、利用者様が安心して過ごせるように努めます。
例文4.<ネガティブ>物事を悪い方に捉えてしまうネガティブな人のケース
物事をネガティブに捉えてしまう性格のせいか、「もしも悪い状況になったら」「こんなトラブルの可能性もある」と、先手を打って仕事ができるのが私の強みであると思っています。
前職の一般事務で培った、パソコンの作業やファイリング、電話対応などのスキルにも自信があります。予期せぬ事態が多い介護の世界で、先を読む力を発揮していきたいです。
例文5.<おせっかい>よかれと思い、ついおせっかいを焼いてしまう人のケース
人のために行動することが好きです。介護の仕事でも、つい世話を焼き過ぎてしまうこともありますが、「細かいことに気づいてくれる」と利用者様に喜ばれることもよくありました。
利用者様が困っている状況などにもすぐ気づくこともできるため、貴施設でもこれまでの経験を活かし、利用者様をサポートしたいと考えています。
例文6.<詮索好き>利用者様に突っ込んだ質問をしてしまう人のケース
利用者様との会話が大好きで、コミュニケーション力もあると自負しています。利用者様をよく知りたいという思いから、時には突っ込んだ質問をしてしまうこともありますが、「よく話を聞いてくれた」「話せてすっきりした」と言われることもありました。
利用者様の好みやご家族との関係もできるだけ把握し、一人ひとりに合わせたケアを行っていきたいと思います。
例文7.<他人に厳しい>自分にも他人にも厳しい人のケース
他人に厳しく、自分自身にはもっと厳しい性格です。利用者様に対しておざなりな対応をしている職員には、つい口を出してしまうこともあります。ですが、気のゆるみが大きなミスにつながる介護の現場では、この性格はプラスに働くと感じています。
大規模で利用者様が多い貴ホームでも、この責任ある仕事への姿勢を貫いていきたいと思います。
例文8.<心配性>慎重すぎるほど確認をする人のケース
慎重な性格なので、食事内容や人数の確認など、気になることはしっかり確認をするようにしています。「慎重すぎるのでは?」と言われることもありますが、これまでも事前にしっかり確認することで、ミスを防いだ事例がありました。もちろん時間のロスにならないように、時間配分も意識しています。
貴ホームでもこの慎重さを武器に、利用者様のケアに当たってまいります。
例文9.<八方美人>愛想がよく誰とでも仲良くなれる人のケース
「話しやすい雰囲気」と言われることも多く、誰とでもすぐ仲良くなれるところが私の長所です。時には「誰にでもいい顔をする」と言われてしまうこともありますが、それは多くの利用者様と接する介護の仕事ではプラスに働くと考えています。
前職は接客の仕事をしていたため、人の顔や名前をすぐに覚えるというスキルも身に付きました。大規模型の貴施設でもお役に立てると思います。
例文10.<落ち込みやすい>失敗やミスに落ち込みやすい人のケース
失敗やミスがあると、その原因をとことん追求するタイプです。落ち込んでしまい、気持ちの切り替えがなかなかできないこともありますが、「なぜ失敗したのか」「どうしたらミスを防げるか」と考え、次につなげていくことを心がけています。
二度と同じミスを繰り返さないことはもちろん、失敗から多くを学び前進できたと自負しています。貴ホームでも力を尽くせるよう頑張ります。
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