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小規模多機能型居宅介護
看護小規模多機能型居宅介護

2018年08月15日

看護小規模多機能型居宅介護なら、成長しながら働ける!~転職体験Mさん2 | 「介護求人ナビ 介護転職お役立ち情報」



◆介護付き有料老人ホーム(正社員) → 看護小規模多機能型居宅介護(正社員/介護福祉士)

M・Tさん(女性・29歳)
●介護付き有料老人ホーム(正社員)(勤務期間:1年半/ボーナスあり)
●看護小規模多機能型居宅介護(正社員)(勤務期間:3年/介護福祉士手当・ボーナスあり)


介護業界以外でのその他経験:IT企業財務担当(勤務期間:2年)
保有資格:介護福祉士
家族構成:一人暮らし

*M・Tさんの「転職 成功・失敗 体験談」…1回目、2回目、3回目4回目(最終回)はこちら

【転職の理由】理想的な介護を行う大先輩の下で働きたい



体を動かし、話しかけ、笑顔を返す仕事がしたい

老人ホームを辞めたあと、2年間事務職をしていて、自分にはデスクワークが向かないのだな、とつくづく思いました。
一日中オフィスにいると、気分がよどんできて、前向きになれなくなるのです。
ほとんどがパソコンワークと電話対応で、セミナー講師として外に出るのも月に1回程度。
それが事務職というものとわかっていても、自分の働き方としてはいつまでも違和感を持っていました。

利用者さんを一元的にケアできる「看護小規模多機能型居宅介護」

看護小規模多機能型居宅介護は、小規模多機能型居宅介護と似ていて、在宅での利用者さんの訪問介護を中心に、デイサービス、泊まりを、同じ事業所が行うところに意義があります。
訪問はこの事業所、デイは別の事業所、泊まりはさらに別の事業所、というふうに利用する施設や事業所がバラバラだと、利用者さんの心が落ち着きません。
小規模多機能型居宅介護や看護小規模多機能型居宅介護では、利用者さんの性格や病気などをよくとらえ、きめ細かなケアや安心を与えることができます。

小規模多機能型と看護小規模多機能型の違いは、看護小規模多機能型は看護師が常駐し、胃ろうのケアや喀痰吸引なども行う、重い病気を持つ方に対応する在宅支援の場であるということです。
これまでデイサービスや訪問介護で支援しきれなかった方々をケアできるので、ご家族にもご本人にも喜ばれる、とても意義のある仕事です。

しかも、祖母が利用していた事業所を経営する看護師さんは、誠意と素晴らしい技術をもって祖母の看護を支えてくれていた人。
この人のもとで、介護の仕事をもう一度やってみたい。そんな気持ちがむくむくと湧いてきました。
IT企業での仕事を辞めて、「ここでもう一度、介護職として働こう!」と決心したのです。


【転職の前準備】ボランティアで働き、事業所での介護の様子を確認

管理者の看護師さんは大好きな方だけれど、他の方はどうなのだろうか……。看護小規模多機能型居宅介護では、実際にはどんな介護を行っているのだろうか……。
そんな不安を抱えたまま転職するのはいやだったので、実は、退職届けを出す前に、ボランティアとして事業所で少し働かせてもらいました。
そうすると、業務の内容や、他のスタッフのこともわかります。

どんな利用者さんがいて、自分がすべき職務は何なのかも、あらかたわかるので、まずボランティアとか、アルバイトで働いてみる、というのもひとつのやり方のような気がします。
私の場合は、ボランティアで働いて、ますます「ここで働きたい!」という思いが強くなったので、ためらわずに転職することができました。


【転職前と転職後の違い】介護には深い知識が必要



オーナーの考えと現場の状況とが食い違っていた老人ホーム

以前働いていた老人ホームは、今考えても、あまりレベルが高くなかったのかなと思います。
オーナーは介護業界出身ではなかったので、介護の知識が薄かったのです。

現場の職員数を増やすために、介護のことを全く知らない人でもどんどん採用していました。
もちろん、無資格でもきちんと介護の技術を身に付けてくれるスタッフばかりでしたが、社内で介護のマインドを教えてあげられる人が少なかったと思います。
オーナーは介護を「老人のお世話なんだから誰にだってできる」と思っていたようですが、そんな考えでは、本当の介護はできません。
医療の知識、認知症や脳卒中の対処の仕方、介護保険の知識……。幅広く、そして深い知識が必要です。

現在の職場は、そんなことは百も承知で、介護の経験と勉強を重ねてきた管理者の方が運営しています。
安心して落ち着いて仕事ができる点が、非常にうれしいですね。

ヒエラルキーがなく働きやすい環境を作る管理者に出会えた

以前働いていた老人ホームは、看護師の力がとても強くて、発言力もありました。
一番信頼されるのは訪問診療で来てくれるドクターで、次が常駐の看護師、理学療法士などの医療職、そしてその下に介護士というような、上下関係のようなヒエラルキーのようなものがありました。
ドクターがいないときは、看護師が現場を仕切るようなことが多く、医療の知識が薄い介護職をバカにするような発言もありました。

けれど、今はそういうことはまったくありません。
看護師でありケアマネジャーでもある管理者の方は、私たち若いスタッフにも、フラットな目線で話しかけてくれる。
わからないことはていねいに教えてくれます。
介護職としての経験が長い人が先輩風を吹かせるようなこともなく、みんな横一線で働ける。
この働きやすさは、以前の職場になかったもので、とてもありがたく思っています。

介護や医療の勉強が不可欠な「看多機」

ただ、今働いている看護小規模多機能型居宅介護では、以前の職場よりも、医療の知識は絶対的に必要です。
病状の重い利用者さんが多く、自力での飲み込みや呼吸が難しい方も多いので、処置の仕方はもちろんのこと、身体のメカニズムや反応、薬についても、深い知識が必要です。
1つ間違えると、大事故につながるので、慎重になりながらも、そのときそのときの判断で快適に過ごしていただく方法を考えねばなりません。

利用者さんへのケアの方法について、「こうするのが良いと思います」と言ったときには、必ず、「論拠はどこにありますか?」と聞かれます。
だから、きちんと介護知識や医療知識を駆使し、考え、表現する必要があります。
また、指示をあおごうとすると、「あなたはどうするのが一番良いと思う?」と私の意見も求められます。
今の事業所に転職してから、介護職として非常に成長したと思っています。
昨年、介護福祉士の資格を取得し、喀痰吸引や胃ろうの処置の研修も受け、実際の処置もしています。

もちろん、それでもわからないことはたくさんあるので、医療について管理者の方に質問することは多いですが、その都度よく理解できるように教えてくれます。
「自分でも積極的に勉強してくださいね」と言われるので、勉強会に行ったり、本を読んだりして積極的に勉強し、質問をすると、またわかりやすく説明してくれます。
人間的にもすばらしいし、看護師としての技量も経験もすばらしく、管理者の方を尊敬できる点が一番うれしいことです。


【実際に転職して成功?失敗?】「ここしかなかった!」と思える転職先

看護小規模多機能型居宅介護の事業所に転職して成功か、と問われれば、「YES」と即答です。
ここしか転職先はなかった、という思いです。

そう思いながら、いつの間にか3年が過ぎました。
勤務にきつい点はいくつかありますが、まだまだここで働き続けたいと思っています。

次回は、現在の仕事内容について、さらに詳しく語っていただきます。

<三輪 泉(ライター・社会福祉士)>

*M・Tさんの「転職 成功・失敗 体験談」…1回目、2回目、3回目4回目(最終回)はこちら


●○● 介護業界で転職する時の 基本ノウハウ ●○●

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